新幹線の原型とも言える戦前の弾丸列車計画の資料です。 この計画は九州から対馬海峡を越え朝鮮半島に渡り満州国の新京(現:長春)と北京まで伸ばす壮大な計画でした。東海道新幹線の新丹那トンネルはこの弾丸列車計画時に掘られたものを再利用しています。
明治時代に京阪神間で使われていたレールです。 枕木が鉄製になっています。
1階に下りると、中央線の201系に付けられていた愛称幕と種別幕の展示がありました。
0系21形の2号車が1両丸ごと展示されているゾーンに行ってみました。 この車両は元々JR西日本社員研修センターに保存されていたものです。 まさかJR西が1号車も2号車も持っていたとは・・ですね^^;
車内は着席可能・座席転換可能と意外と自由でした。 700系やN700系は回転式座席ですが、このタイプの座席は転換クロスシートになっています。 なので、リクライニング機能はありません。
0系の横にはこれまた貴重な鴨宮モデル線の看板と東海道新幹線起工式で十河総裁が使用したクワが展示されていました!両方とも本物です。 鴨宮モデル線は東海道新幹線開通前にあった試験走行線で、現在は東海道新幹線の一部となっています。交通科学博物館で展示されている0系は営業開始前に鴨宮モデル線で試験走行をしていました。
床下装置が見えるようになっており、台車も間近で見ることが出来ました。
0系の展示を見終え、外に置かれている183系1000番台を見に行きました。 国鉄色の183系をまともに撮影するのはこれが初です^^;
まずは正面から見て右側の183系を撮影~。 野外展示ではありますが、車体の状態は少し汚れはあるものの良い方ですね。
続いて左側。 こちらのクハ183は大窓化改造がされていない車両ですね。
車内は飲食スペースとして開放されていました。 クーラーは車両に搭載されているものではなく、後付の家庭用クーラーが使われていました。 昼食はここで食べることにしました^^
建物内に戻り、展示車両を見ることに。まずは交通博物館で保存されていた0系のカットボディ。 この車両も東海道新幹線開業時に投入されたグループの1両です。
冷凍貨車のレムフ10000形です。 鮮魚貨物列車の「とびおう」「ぎんりん」などでも使われました。
貨車内に冷房装置は無く、この棚にドライアイスを置いて冷やしていたそうです。
車掌室側から一枚。 車掌室内には入ることは出来ませんが、デッキには入ることが出来ました。
レムフ10000形の隣に展示されていたのは現在も活躍しているコキ50000形貨車です。 しかもトップナンバーです。
タンクタイプの国鉄コンテナも展示されていました。1970年の私有コンテナ制度発足とともにタンクコンテナは私有コンテナに移行し、国鉄のタンクコンテナの増備は中止されました。 他にも現在のJR貨物の主流コンテナである19Dコンテナの第一号なども搭載されていました。
最後はJR貨物機となったEF66 11号機です。美しい姿で展示されていました。 EF66は貨物牽引用機関車なので貨物ゾーンに展示されているのでしょうね。 ブルトレも牽引しましたが、EF66は旅客列車牽引のために作られた釜ではありません(汗
交流機関車の代表格とも言えるED75です。 「あけぼの」のHMが装着されていました。
次回に続く。